自動車税はPayPayで払える?メリットやデメリット、その他の支払方法について解説

2023.12.25

自動車の所有者に対して毎年課税される自動車税ですが、その支払方法でPayPayが使えることをご存じですか。

今回は、自動車税の内容とPayPayの支払方法について詳しく解説します。

そもそも自動車税とは?

そもそも自動車税とは、日本の道路運送車両法に基づき自動車を所有している人に課税される税金のことで、主に道路の整備や維持に必要な財源として重要な役割を果たしています。

なお、自動車税は令和元年10月1日に名称が変更され、自動車税から自動車税種別割と軽自動車税種別割という呼び方に変わっています。

自動車税種別割

自動車税種別割とは、軽自動車、二輪の小型自動車、小型特殊自動車及び大型特殊自動車を除いた自動車の所有者に対して各都道府県から課税される税金のことです。

自動車税種別割は、毎年4月1日時点の所有者に対して課税されるようになっていて、毎年5月中旬ごろまでに納付書が送付されるようになっています。

自動車税種別割の税額は、自動車の総排気量に応じて定められているほか、自動車の種類や用途によっても税額が異なります。

乗用車(3、5または7ナンバー)の自動車税種別割の税額 (標準税:年額)

総排気量 営業用 自家用
令和元年10月1日以後
初回新規登録
令和元年9月30日以前
初回新規登録
電気自動車 7,500 25,000 29,500
1リットル以下 7,500 25,000 29,500
1リットル超~1.5リットル以下 8,500 30,500 34,500
1.5リットル超~2リットル以下 9,500 36,000 39,500
2リットル超~2.5リットル以下 13,800 43,500 45,000
2.5リットル超~3リットル以下 15,700 50,000 51,000
3リットル超~3.5リットル以下 17,900 57,000 58,000
3.5リットル超~4リットル以下 20,500 65,500 66,500
4リットル超~4.5リットル以下 23,600 75,500 76,500
4.5リットル超~6リットル以下 27,200 87,000 88,000
6リットル超 40,700 110,000 111,000

貨客兼用車(1または4ナンバー 定員4名以上)の自動車税種別割の税額 (標準税:年額)

最大積載量 総排気量 営業用 自家用
1㌧以下 1リットル以下 10,200 13,200
1リットル超~1.5リットル以下 11,200 14,300
1.5リットル超 12,800 16,000
1㌧超~2㌧以下 1リットル以下 12,700 16,700
1リットル超 ~ 1.5リットル以下 13,700 17,800
1.5リットル超 15,300 19,500
2㌧超~3㌧以下 1リットル以下 15,700 21,200
1リットル超~1.5リットル以下 16,700 22,300
1.5リットル超 18,300 24,000

トラック(1または4ナンバー 定員3名以下)の自動車税種別割の税額 (標準税:年額)

最大積載量 営業用 自家用
㌧以下 6,500 8,000
1㌧超~2㌧以下 9,000 11,500
2㌧超~3㌧以下 12,000 16,000
3㌧超~4㌧以下 15,000 20,500
4㌧超~5㌧以下 18,500 25,500
5㌧超~6㌧以下 22,000 30,000
6㌧超~7㌧以下 25,500 35,000
7㌧超~8㌧以下 29,500 40,500
8㌧超 1トン毎に4,700円加算 1トン毎に6,300円加算

バスの自動車税種別割の税額 (標準税:年額)

乗車定員 一般乗合用バス 一般乗合用以外のバス
営業用 自家用
30人以下 12,000 26,500 33,000
30人超 40人以下 14,500 32,000 41,000
40人超 50人以下 17,500 38,000 49,000
50人超 60人以下 20,000 44,000 57,000
60人超 70人以下 22,500 50,500 65,500
70人超 80人以下 25,500 57,000 74,000
80人超 29,000 64,000 83,000

※参考:国土交通省「自動車税 税額表」(2023年1月時点)

また、自動車税種別割には、環境性能を向上させるためのグリーン化税制も導入されています。

グリーン化税制では、環境性能の優れた自動車に対して、税額を軽減する措置が設けられていますが、一方で、新規登録から一定年数以上を経過した自動車に対して税率が重課されます。

※参考:国土交通省「税のグリーン化特例の概要」

軽自動車税種別割

軽自動車税種別割とは、総排気量660cc以下の軽自動車や、軽二輪、二輪の小型自動車、小型特殊自動車の所有者に対して市区町村から課税される税金のことです。

軽自動車税種別割は、市区町村税として毎年4月1日時点の所有者に対して課税されます。

車種区分 平成27年3月31日以前
初回新規登録
平成27年4月1日以後
初回新規登録
三輪 3,100円 3,900円
四輪以上 乗用 自家用 7,200円 10,800円
営業用 5,500円 6,900円
貨物用 自家用 4,000円 5,000円
営業用 3,000円 3,800円

また、軽自動車種別割には、自動車種別割と同様に環境性能を向上させるためのグリーン化税制も導入されていて、環境性能の優れた軽自動車に対し税額を軽減する一方で、新規登録から一定年数以上を経過した軽自動車に対して税率が重課されます。

※参考:総務省「平成28年度から軽自動車税の税率が変わります」

PayPayとは?

PayPay とは、ソフトバンクグループとヤフーが共同で設立した「PayPay株式会社」が運営する、スマートフォンのアプリを使ったキャッシュレス決済サービスです。

PayPayはキャッシュレス決済サービス

キャッシュレス決済サービスは、現金以外の方法で支払いを行うサービスで、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、QRコード決済など、さまざまな種類があります。

キャッシュレス決済のなかでもPayPay はQRコード決済サービスに分類されます。

PayPayは、スマートフォンのアプリに表示されたQRコードやバーコードを使って支払いできる仕組みで、お店側でアプリを読み取る方式のほか、お店のQRコードをアプリで読み込む方式があります。

PayPayの特徴

PayPayは、国内シェアトップクラスのQRコード決済サービスで、コンビニやスーパーをはじめ飲食店や家電量販店まで幅広く利用できます。

PayPayは、ポイント還元率が比較的良いことも特徴の一つで、通常は支払金額の0.5%がポイントとして付与されますが、キャンペーンや特定の店舗では最大20%以上還元されることもあります。還元されたポイントは1ポイント1円として換算され、支払い時に利用できるようになっています。

また、PayPayには送金機能も搭載されていて、 残高を使ってユーザー同士の送金を簡単に行うことができます。

自動車税はPayPayで支払える?

最近では公共料金や税金の支払いにもキャッシュレス決済の利用が進んでいますが、自動車税の支払いにPayPayが利用できるのか、という点についても調べてみました。

自動車税はPayPayで支払いできる!

自動車税の支払方法の中で利用できるキャッシュレス決済も増えてきていますが、PayPayでも自動車税を支払うことが可能です。

2023年12月現在では、全国47都道府県で自動車税種別割のPayPay払いに対応しています。

なお、軽自動車税種別割もPayPayで支払いできる市区町村が増えていますが、対応は自治体によって異なります。

自分の住んでいる自治体で軽自動車税種別割のPayPay払いが可能かどうかについては、PayPayの公式サイトか自治体の公式サイトで確認する必要があります。

自動車税をPayPayで支払うメリット

自動車税をPayPayで支払うと次のようなメリットがあります。

スマホがあればいつでもどこでも支払いできる

自動車税をPayPayで支払うメリットとしては、スマートフォンがあれば、いつでもどこでも支払いができる、という点があります。

自動車税を現金で支払う場合、金融機関や自動車税事務所などの公共機関が開いている時間に出向かなくてはなりません。

24時間営業のコンビニでも現金で支払いができますが、いずれもお店まで足を運ぶ必要があります。

一方でPayPayであれば、アプリをインストールして登録をしておけば、コンビニや銀行などの店頭に行かなくても、自宅や外出先など、時間や場所を気にせずいつでも自動車税を支払うことができます。

手数料がかからない

自動車税をPayPayで支払うと、決済手数料がかからない点もメリットと言えます。

キャッシュレス決済の中でもクレジットカードで自動車税を支払うと決済手数料がかかります。

クレジットカードの中でもポイント還元をしてもらえるものもありますが、手数料ともらえるポイントによってはむしろマイナスとなってしまうこともあるので注意が必要です。

一方で、PayPayで自動車税を支払う場合、手数料がかかりません。

ただし、PayPayのクレジット(旧あと払い)で自動車税を支払う場合、翌月1回払い以外は手数料がかかります。

自動車税をPayPayで支払うデメリット

PayPayはいつでもどこでも自動車税の支払いができて手数料がかからないというメリットがある一方で、デメリットと感じる点もあります。

納税証明書が発行されない

自動車税をPayPayで支払う場合、納付書を使わないため納税証明書が発行されません。

近年は納税証明の電子化が進み、車検時でも納税証明書が不要になりましたが、自動車税の納税情報の反映には2~3週間ほどかかる場合があり、納付後すぐに車検を受ける場合には提出が求められることがあります。

このため、自動車税の納付後すぐ車検を取らなくてはいけない場合は、コンビニなどで現金で納付を行い、納税証明書の発行手続きをしたほうがよいでしょう。

納付期限を過ぎると支払できない

また、納税期限や納付書の取扱期限が過ぎてしまうとPayPayで自動車税の支払いができない場合があることもデメリットと言えます。

納税期限が過ぎた納付書で支払うこともできますが、この場合は基本的に現金払いのみとなります。

自動車税を徴収している税事務所か、納付書で指定されている金融機関では、納付期限が過ぎた納付書でも現金で自動車税の支払いをすることができます。

PayPayの自動車税の支払い方法

PayPayで自動車税を支払う方法には、残高払いとクレジット(旧あと払い)の2つの方法があります。

PayPay残高で支払う

PayPay残高払いは、PayPayアプリにお金をチャージして、その残高を使って支払う方法です。

PayPay残高の支払方法は次の通りです。

  • 1.スマホのPayPayアプリを開く
  • 2.支払い方法を「PayPay残高」に設定する
  • 3.自動車税の支払いに必要な金額をPayPay残高にチャージする
  • 4.自動車税納付書のバーコードまたはeL-QRを読み取る
  • 5. 支払金額を確認し、「支払う」をタップする
  • 6.アプリの「支払い完了」の通知を確認して終了

※参考:請求書のお支払いはPayPayで!

PayPayクレジット(旧あと払い)で支払う

PayPayクレジット(旧あと払い)は、PayPayで利用した金額を翌月にまとめて支払えるサービスです。

PayPayクレジット(旧あと払い)の支払方法は次の通りです。

  • 1. PayPayアプリを開く
  • 2.PayPayカードか、引き落としができる金融機関の口座を登録する
  • 3. 支払い方法をクレジット(旧あと払い)に設定する
  • 4.自動車税納付書のバーコードまたはeL-QRを読み取る
  • 5. 支払金額を確認し、「支払う」をタップする
  • 6.アプリの「支払い完了」の通知を確認して終了

※参考:PayPay クレジット(旧あと払い)

PayPay以外の自動車税の支払方法

自動車税は、PayPayをはじめとするQRコード決済以外でも次の支払方法で納付することが可能です。

現金で自動車税を支払う

銀行などの金融機関や郵便局、都道府県税事務所、コンビニなどでは、納付書に現金を添えて支払うことができます。

なお、自動車税の納付書には支払期限がありますが、支払期限が過ぎても現金であれば銀行などの金融機関や郵便局、都道府県税事務所で自動車税を支払いすることができます。

口座振替で自動車税を支払う

自動車税は、金融機関や郵便局の窓口で現金を支払う以外に、あらかじめ口座振替の手続きをとることで、預金口座から自動引き落としで納付することもできます。

自動車税の口座振替を希望する場合、口座振替申込書を金融機関の窓口に提出する必要があります。

なお、口座振替の申込は期限が設定されているため早めの手続きが必要です。

クレジットカードで自動車税を支払う

自動車税はクレジットカードでも納付できるようになりました。

クレジットカードでの自動車税の支払いは、「モバイルレジ」や「F-REGI(エフレジ)」ななど、公共料金の支払いができるアプリや各都道府県のウェブサイトで手続きを行います。

納付書に記載された納付番号、確認番号、納付区分などをアプリやWebサイトに入力することでクレジットカードでの自動車税の支払いが可能です。

なお、自動車税をクレジットカードで支払う場合は、手数料を加算する必要があるので注意が必要です。

Pay-easy(ペイジー)で自動車税を支払う

自動車税はPay-easy(ペイジー)でも支払うことができます。

Pay-easy(ペイジー)とは、コンビニや銀行のATM、インターネットバンキングなどから、税金や公共料金を支払うことができる便利なサービスです。

自動車税をペイジーで納付する場合は、納付書に記載されている収納機関番号と受付番号を支払用の端末あるいはWebサイトやアプリに入力して支払います。

※参考:自動車税の納付をネットバンキングやATMから | Pay-easy(ペイジー)

まとめ

最近では公共料金や税金の支払いにもキャッシュレス決済の利用が進んでいますが、自動車税の支払方法の中で利用できるキャッシュレス決済も増えてきていますが、PayPayでも自動車税を支払うことが可能です。

PayPayは、スマートフォンがあればいつでもどこでも自動車税の支払いができて、手数料もかからないため大変便利です。

毎年5月中旬ごろまでに自動車税の納付書が送付されるようになっていますので、これまでPayPayで自動車税の支払いをしていなかった方は、次回の利用をご検討してもいいかもしれません。

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