ハスラーとはどんなクルマ?
ハスラーは、自動車メーカーのスズキが製造・販売するクロスオーバーSUVの軽自動車です。
2013年に発売されて以来現在まで高い人気を維持していて、2020年には累計販売台数100万台を突破しています。
ハスラーの特徴
ハスラーは、個性的なデザインや使い勝手の良い室内空間、燃費性能などさまざまな特徴があります。
個性的なデザイン
ハスラーの特徴のひとつに、個性的なデザインがあります。
丸みを帯びたヘッドライトや四角いテールランプなど、遊び心のあるユニークなデザインとあわせて、ボディカラーも豊富で、自分好みのハスラーを選ぶことができることも、高い人気を持ち続けている理由の一つです。
使い勝手の良い室内空間
また、使い勝手が良い室内空間を持っていることもハスラーの特徴のひとつです。
スーパーハイトワゴンほどではないものの、スクエアなボディデザインがもたらす効果によって広々とした室内空間で乗り降りがしやすい設計になっています。
また、ハスラーはシートアレンジを工夫することで荷物の積載量も大幅に増やすことができます。
優れた燃費性能
ハスラーは、優れた燃費性能を持っていることも大きな特徴です。
減速時のエネルギーを利用して発電し、蓄電した電気でモーターを回転しエンジンをアシストするマイルドハイブリッドを全グレードに搭載しています。
このマイルドハイブリッドの効果もあって、2WDの自然吸気エンジンのモデルではJC08モードで30.4km/Lの燃費性能を達成しています。
ハスラーの走行性能
ハスラーは、軽自動車でありながらSUVのような外観と高い走行性能を兼ね備えた軽自動車です。
ハスラーのエンジン性能
ハスラーには、自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類のエンジンがラインアップされています。
自然吸気エンジンは、最高出力49PS最大トルク58N・mと軽自動車では標準的な出力性能となっていますが、モーターでエンジン加速をアシストするマイルドハイブリッドシステムを搭載しているため、すぐれた燃費性能と合わせて必要十分な加速性能をもっています。
一方、ターボエンジンは最高出力64PS最大トルク98N・mと出力性能が高いことから、高速道路の追い越し場面や合流のような加速が必要な場面でも、余裕がある走行が可能です。
また、自然吸気エンジンと同様にマイルドハイブリッドシステムを搭載していることで、高出力と低燃費を両立しています。
軽快なハンドリングと安定した走行性能
ハスラーは、街乗りでの快適性と悪路走破性を両立するよう設計されています。
高いボディ剛性としっかりとした足回りのセッティングにより、高速道路やワインディングロードでも安定感のある走行が可能なほか、コンパクトなボディと、軽量な車体構造により、軽快なハンドリングを実現しています。
悪路走行にも対応できる
最低地上高が180mmと軽自動車としては高いことと、4WDの性能を活かすことで凹凸路面でも車体底面の接触がしにくく、比較的安定した走行が可能です。
これに加えて、急な下り坂でも自動的に車速を制御するヒルディセントコントロール機能も搭載しているため、勾配のある路面でも安定した走行ができます。
充実した予防安全装備
ハスラーは事故を未然に防ぐ予防安全装備も充実しています。
現行モデルのハスラーには、デュアルカメラ式の衝突被害軽減ブレーキや後退時ブレーキサポートのほか、高速道路で車間距離を保ちながら自動的に加速と減速をサポートするアダプティブクルーズコントロールなど、先進の予防安全装備が標準で装備されています。
ハスラーのグレード
現行モデルのハスラーには4つのグレードが設定されていて、それぞれ2WDと4WDの駆動方式が選べるようになっています。
ハスラー「HYBRID G」
「HYBRID G」は、ハスラーのエントリ―グレードです。
自然吸気エンジンに 2WDと4WDの駆動方式が設定されています。
LEDライトやアルミホイールを設定から省くとともに、シンプルな内装装備にすることで価格を抑えた仕様になっています。
一方で、デュアルカメラ式の衝突被害軽減ブレーキや後退時ブレーキサポートなどの先進の予防安全装備は上位グレードと変わらず標準装備されています。
ハスラー「HYBRID Gターボ」
ハスラー「HYBRID Gターボ」は「HYBRID G」の上位グレードです。
「HYBRID G」との違いはターボエンジンが装着されているほか、LEDヘッドランプやLEDポジションランプ、パドルシフトが標準で装備されています。
ハスラー「HYBRID X」
ハスラー「HYBRID X」は、自然吸気エンジン搭載の上位グレードです。
駆動方式は「HYBRID G」と同様に 2WDと4WDの駆動方式が設定されています。
エクステリアでの「HYBRID G」との主な違いは、LEDヘッドランプとLEDポジションランプ、フォグランプが標準装備されているほか、15インチのアルミホイールが標準で装着されています。
また、インテリアでは、本革ステアリングをはじめとする上質な質感にこだわった仕様になっているほか、助手席のインパネアッパーボックスが、Xではテーブルにもなるリッド付になっています。
ハスラー「HYBRID Xターボ」
「HYBRID Xターボ」は「HYBRID X」にターボエンジンを搭載したハスラーの最上位グレードです。
「HYBRID X」との違いはターボエンジンが装着されているほか、パドルシフトやルーフレールが標準で装備されています。
歴代ハスラーのモデル
初代ハスラー(2014-2019)
初代ハスラーは、丸みを帯びたヘッドライトと個性的なデザインに実用的な装備を兼ね備えたクロスオーバーSUVタイプの軽自動車として発売されました。
エンジンは現行モデルと同様に自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類がラインアップされているほか、2WDと4WDの駆動方式が設定されています。
2代目ハスラー(2020-)
2020年にフルモデルチェンジで登場した2代目ハスラーは、初代モデルの基本コンセプトを継承しつつ大幅に改良が加えられるとともに、スクエアなボディーラインが採用されました。
エンジンは初代と同様に自然吸気エンジンとターボエンジンの2種類がラインアップされていますが、全グレードにマイルドハイブリッド機能が追加され、加速と燃費が向上しています。
さらにデュアルカメラブレーキサポートやアダプティブクルーズコントロールなど先進の予防安全装備も全グレードに標準搭載されています。
ハスラーの中古車に人気がある理由
中古車は納期がかからない
ハスラーの新車は注文から納車までは数カ月かかるため、他の人気車種と比較して長くはないものの、購入してもすぐに乗ることはできません。
一方で、ハスラーの中古車は、車の状態や購入の条件によって異なるものの、店頭に在庫があれば、契約から最短で3日から10日程度で車に乗ることも可能です。
特に未使用車は新車に近いコンディションであることから、新車と比較して納期がからないハスラーの未使用車に人気が集まっています。
流通台数が多く選びやすい
ハスラーは、流通台数が多く選びやすい点も中古車に人気が集まる理由の一つです。
ハスラーは2014年から10年以上継続して新車が販売されていることで、中古車市場にも多くの車が流通しています。
このため、幅広い年式やグレード、価格から条件に合った中古車を選ぶことができます。
また、これまでのフルモデルチェンジの回数が1度しかなく、現行モデルの中古車も多く流通していることから、デザインの古臭さを感じさせない点も、ハスラーの中古車に人気が集まる理由の一つと言えます。
ユニークなデザイン
ハスラーに人気がある理由のひとつにユニークなデザインがあげられます。
ハスラーのデザインのモチーフは、スズキが1960年代に販売していた軽自動車の「フロンテ」で、レトロモダンな外観が特徴になっています。
現代風のデザインに仕上がっていますが、丸みを帯びつつもスクエアなボディフォルムや丸型ヘッドライトなどが、かつて人気を博したスズキの軽自動車「フロンテ」を彷彿させます。
これに加えてボディカラーとルーフカラーの組み合わせが選べるツートンカラーもハスラーの個性を際立てる特徴です。
個性的なデザインの車を手ごろな価格で購入できる、ということもハスラーの中古車に人気が集まる理由の一因になっています。
ハスラーの中古車を選ぶときの注意点
現行モデルと旧モデルの違いに注意
ハスラーは2014年から現在まで10年以上新車が継続して販売されているので、中古車市場にもさまざまな年式やコンディションの車が流通しています。
一般的に、中古車は年式が古いほど価格は安くなる傾向があるものの、車の状態やボディカラー、オプション装備の有無によっても価格の差が出てきますので、色々な車と比較して自分なりの相場観を身につけておくことが中古車選びのポイントの一つになります。
この他にも、現行モデルと旧モデルでは大きな違いがありますので、この点も注意が必要です。
ハスラーの場合、フルモデルチェンジはこれまで1度しか行われていませんが、モデルごとにマイナーチェンジを行っていたり特別仕様車も発売されています。
加えて、ハイブリッド機構の有無や安全装備についても旧モデルと現行モデルでは内容が大きく異なりますので、機能面の違いについても比較しながら検討した方がよいでしょう。
グレードや装備の違いに注意
ハスラーの中古車の購入を検討する際は、グレードと装備の違いについても注意が必要です。
ハスラーの場合、グレードごとにターボエンジンや4WDの設定があるほか、エントリ―グレードと上位グレードでは、特に快適装備の点で大きな差があります。
例えば、現行モデルの「HYBRID X」にはフォグランプやアルミホイールのほか、本革ステアリングなどの上質な装備が標準で設定されていますが、「HYBRID G」にはそれらの装備が省かれている分、価格を抑えた設定になっています。
特に中古車の場合は、グレードの差や年式とコンディションの差など、さまざまな条件によって価格が決められているため、グレードや装備の違いがあっても価格があまり変わらないケースも少なくありません。
ハスラーの中古車を検討するときは、先ほどの旧モデルと現行モデルの違いとあわせて、グレードと装備の違いを比較しながら自分なりの相場観を身につけておくことが中古車選びのポイントと言えます。
走行距離が多いハスラーの中古車は要注意
ハスラーの中古車を検討するときは、走行距離を確認することも重要なポイントです。
一般的に走行距離が多い中古車は、エンジンやパーツの消耗や劣化が進んでいる可能性があるため価格が安い傾向があります。
一方で、走行距離が多い中古車のなかでもメンテナンスがしっかり行われてコンディションが良い中古車も流通しています。
コンディションが良い中古車の見分け方とポイントとしては、点検記録簿の有無や、シートや内装の消耗度合いなどが参考材料として挙げられます。
これは、外装は板金塗装や磨きによって、新車に近い輝きを取り戻すことはできても、内装やシートは劣化や消耗をしてしまうと、新品の状態に戻すことが難しいためです。
中古車のすべてに該当するわけではありませんが、シートの擦れや汚れが少ない中古車は、走行距離が多くても、長距離移動などの使用が主で乗降りの機会が少なく、車体やエンジンに負荷が少ない使い方をしている、という見方もできます。
車のコンディションは、実車を確認することで分かることもありますので、特に走行距離が多い中古車を検討する場合は、整備手帳やメンテナンスの履歴とあわせて、直接車の状態を見て確認することをおすすめします。
修復歴車のハスラーの購入は要注意
また、ハスラーの中古車を検討する際は、モデルやグレード、装備の違い以上に修復歴の有無についても注意が必要です。
修復歴車とは、自動車の骨格部分の修復を行った中古車のことで、外板のパネル部分を修理や交換するだけでは修復歴車にはなりません。
修復歴車は損傷度合いで異なるものの、修復歴のない中古車と比較すると、強度や安全性能が低下している可能性があります。
また、一見問題なく修復がされていても、修復箇所の接合や防錆処理が不十分であったことで、時間の経過とともに錆や腐食が発生してしまう可能性あります。
加えて、ハイブリッド機構を搭載している中古車の場合、事故の衝撃でハイブリッドシステムに影響が残り、思わぬ故障が発生する可能性も考えられます。
このようなリスクがあるため、修復歴車は修復歴のない中古車と比較すると販売価格が安い傾向がありますが、価格だけで修復歴車を選ぶことはおすすめできません。
もし、修復歴車の購入を検討する際は、修復している部位についての詳しい情報を開示するなど、誠実な対応をしてもらえる中古車販売店から購入するようにしましょう。
おすすめのハスラーの中古車
現行モデル(2020-)
2代目になる現行モデルのハスラーは、2020年1月に発売されました。
初代モデルの丸みを帯びたデザインを受け継ぎながらも、全体的にスクエアなフォルムに仕上がっています。
装備面ではマイルドハイブリッドが全グレードに標準装備されているほか、先進の予防安全装備が追加されています。
ハスラー初代モデル(2014-2019)
初代モデルのハスラーは、軽自動車のカテゴリーの中でも新たに登場したクロスオーバーSUVとして2014年1月に登場しました。
丸みを帯びたレトロな外観と高い実用性を兼ね備えたユニークなデザインは多くのユーザーの注目を集めました。
まとめ
ハスラーは、スズキが製造・販売するクロスオーバーSUVの軽自動車です。
個性的なデザインとあわせて使い勝手の良い室内空間、燃費性能などさまざまな特徴があり、2014年の発売から現在まで高い人気を維持しています。
また、ハスラーは10年以上継続して新車が販売されていることから、多くの車が中古車市場に流通していることで、選びやすく納期が短いハスラーの中古車にも人気が集まっています。
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