セレナの中古車の注意点とは?選び方のポイントを詳しく解説

2024.08.06

セレナとは?

セレナは、自動車メーカーの日産が30年以上にわたり新車を継続して販売している、日本を代表するミニバンです。

セレナは、広々とした空間、多彩な機能、そして高い安全性など、多くの魅力を持った家族みんなで快適に過ごせるミニバンです。

セレナはミドルサイズのミニバン

セレナは、日本を代表するミドルサイズのミニバンです。

広々とした室内空間と、多彩なシートアレンジが魅力で、多くのファミリー層から支持されています。

特に、3列目シートまで大人でもゆったりと座れる広さは、長距離ドライブや大人数での移動を快適にします。

また、シートアレンジの自由度も高く、荷物が多い時や、子どもと一緒のお出かけなど、様々なシーンに対応できます。

セレナの名前の由来

セレナの名前の由来は、スペイン語で「晴々とした」「穏やかな」という意味を持つ「Serena」という言葉に由来しています。

この言葉が持つ、明るく爽やかなイメージは、家族みんなで快適に過ごせる車のイメージとぴったり合致しています。

また、セレナという名前は、覚えやすく、親しみやすいという点も魅力の一つです。

多くの人々に愛され続ける人気のミニバンとして、その名前は日産のラインナップの中でも確固たる地位を築いています。

セレナの特徴

日産のセレナは、広々とした室内空間、スムーズな走り、そして先進の安全技術を兼ね備えた、まさに家族のためのミニバンとしてさまざまな特徴を持っています。

クラス最大級の室内空間

セレナは、ミニバンの中でも特に広々とした室内空間が魅力の1つです。

3列目のシートまで大人でもゆったりと座ることができ、長距離ドライブも快適に過ごすことができます。

その広さの秘密は、クラスNo.1の室内長と室内幅にあります。

室内長と室内幅に余裕があることで足元や頭上にもゆとりがあり、窮屈さを感じることなく快適に移動ができます。

また、多彩なシートアレンジが可能な点も大きな魅力のひとつです。

2列目のシートは左右独立してスライドしたり、折りたたんだりすることができ、荷室の広さを自在に変えることができます。

ベビーカーや大きな荷物も楽に積み込むことができるので、ファミリー層にとって非常に便利な機能です。

“e-POWER”によるスムーズな走り

セレナには、日産独自のハイブリッドシステム“e-POWER”が搭載されているモデルがラインアップされています。

“e-POWER”とは、エンジンで発電した電気でモーターを駆動するシステムで、エンジン音が少なく、静かでスムーズな加速感が特徴のハイブリッドシステムです。

“e-POWER”のメリットは、EVのような力強い加速と、エンジン車のような航続距離を両立している点があげられます。

モーターを動力にしていることで、発進や加速時のスムーズさは、他のハイブリッドカーにはない大きな特徴ともいえます。

加えて、回生ブレーキによるエネルギー回生も効率的行っており、燃費性能の向上にも貢献しています。

先進の安全技術“プロパイロット”で長距離も楽々

セレナには、日産の先進的な運転支援システム“プロパイロット”が搭載されています。

“プロパイロッ”トは、高速道路での運転をサポートする機能で、車線の中央を維持したり、前走車との車間距離を自動で調整したりすることができます。

長距離ドライブの際に、アクセルやブレーキ操作を自動で行ってくれるため、ドライバーの疲労を軽減し、安全な運転をサポートします。

また、渋滞時の運転も楽になり、快適なドライブを楽しむことができます。

歴代セレナのモデル

セレナは初代から現在まで30年以上にわたり常に進化を続けている車で、それぞれのモデルには、時代のトレンドや革新的な技術が導入されています。

ここでは歴代セレナのモデルを紹介します。

初代セレナ C23型(1991 – 1999)

初代セレナは、バネットコーチの後継モデルとして1991年に登場しました。

搭載エンジンはガソリンとディーゼルがあり、特に上位モデルにはスポーツモデルと同型のパワフルな2.0直列4気筒エンジンが搭載されています。

初代セレナは、コンパクトなボディながら広い室内空間を実現したこととあわせて、丸みを帯びたユニークなデザインが当時話題となりました。

2代目セレナ C24型(1999 – 2005)

1999年にフルモデルチェンジした2代目セレナは、上位モデルのラルゴの販売終了に伴い、統合モデルとして全長が拡大するとともに、より洗練されたデザインと機能性を追求したモデルとして登場しました。

駆動方式を前輪駆動のFF化することで室内空間はさらに広くなり、多人数乗車でもより快適に過ごせるようになりました。

また、乗用ミニバンとしては初めて両側スライドドアを採用したことで利便性が大きく向上しています。

3代目セレナ C25型(2005 – 2010)

2005年に登場した3代目セレナは、プラットフォームを一新し、ホイールベースが長くなったことで、走行安定性が向上するとともに室内空間がさらに広くなり、3列目シートの居住性も向上しました。

エンジンは性能が進化した2.0Lのガソリンエンジン搭載と合わせて、エクストロニックCVTとの組み合わせによりなめらかな加速と低燃費を実現しています。

4台目セレナ C26型(2010 – 2016)

2010年に登場した4台目セレナは、室内長を前モデルから30㎜拡大して室内空間を広くするとともに、新型の2.0Lガソリン直噴エンジン搭載と合わせてアイドリングストップシステム搭載車をラインアップに追加したことで、さらに燃費が向上しました。

加えてマイナーチェンジ後の後期モデルでは、新開発のスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」を搭載し、2.0Lクラスの8人乗りミニバンでは初となる「平成27年度燃費基準+20%」を達成しています。

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5代目セレナ C27型(2016 – 2022)

セレナ 中古車 7代目

2016年に登場した5代目セレナは、デザインを一新し、よりスタイリッシュな外観となりました。

また、室内長が前モデルからさらに180㎜広がったことで、クラストップの室内長と室内幅を実現し、快適性が向上しています。

性能面でも日産の先進技術が惜しみなく搭載されています。発電用のエンジンを搭載し、モーターで駆動する“e-POWER”の採用により、力強い走りと、高い環境性能を両立しています。

また、プロパイロットなどの先進安全技術も搭載され、運転の安全性も大幅に向上しました。

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6代目セレナ C28型 (2022 – )

セレナ 中古車 8代目

最新モデルの6代目は、さらに進化した“e-POWER”を搭載し、より力強く、環境性能の高い走りを実現しています。また、プロパイロットの機能も大幅に強化され、高速道路での運転がより安全になりました。

さらに、デザインも一新され、よりスポーティな印象となっています。

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セレナの中古車の選び方のポイント

セレナの中古車を選ぶ際には、“e-POWER”とガソリン車、プロパイロットの有無、グレード、年式、修復歴の有無などを総合的に判断することが大切です。

それぞれの違いや特徴を解説しながらセレナの中古車の選び方のポイントを紹介します。

“e-POWER”とガソリン車の違い

セレナの中古車を選ぶ上で、まず検討したいのが、“e-POWER”とガソリン車のどちらを選ぶかという点です。

“e-POWER”はスムーズな加速感とあわせて静粛性が高いことから、快適なドライブが楽しめることが大きなメリットです。

加えて、環境性能にも優れており、燃費も比較的良い点も魅力と言えます。

一方で、新車価格ではガソリン車と比較して“e-POWER”の方が高いことから、中古車市場でもガソリン車に比べて価格が高めなことがデメリットと言えます。

また、駆動用バッテリーに使用されているリチウムバッテリーは劣化すると交換費用が高額になるため、中古車の場合はこの点も注意が必要です。

反対に、ガソリン車の場合は“e-POWER”に比べて車両価格が比較的安価なことがメリットと言えます。

加えて、整備のしやすさや中古車市場の流通量が多い点もプラスの要素です。

ですが、ガソリン車は“e-POWER”に比べて静粛性や加速感が劣る点や、燃費性能も“e-POWER”に比べるとやや劣る点はデメリットと言えます。

“e-POWER”は、静かでスムーズな走りを重視する方におすすめで、ガソリン車は、価格を重視したり、整備のしやすさを求める方におすすめの車です。

プロパイロット装着車と非装着車の違い

プロパイロットは、高速道路での運転をサポートする機能です。

プロパイロット装着車を選ぶメリットとしては、以下のような点が挙げられます。

  • ・長距離運転の際に、アクセルやブレーキ操作を自動で行ってくれるため、ドライバーの疲労を軽減
  • ・車線の中央を維持したり、前走車との車間距離を自動で調整したりすることで、安全な運転をサポート

ただし、プロパイロットは現行モデルで標準装備になっているものの、旧モデルではメーカーオプションであったり、以前のモデルでは設定が無かったりしますので、中古車を選ぶ際には、必ず装備を確認するようにしましょう。

ハイウェイスターと通常モデルの違い

ハイウェイスターは、セレナの中でもスポーティなグレードです。

外観は専用のデザインが施されており、内装もスポーティな雰囲気となっています。

また、モデルによっては専用チューニングが施されたサスペンションや、専用シートなどが装備されている場合もあります。

一方で、通常モデルに比べて価格が高めなことから、スポーティな外観と内装が好みの方におすすめの車と言えます

年式とモデルの違い

セレナは、年式によって装備や性能が大きく異なります。

古い年式のモデルは、価格が安いというメリットがありますが、安全装備の面では価格が高めではあるものの、先進技術が投入されている新しい年式のモデルの方が充実しています。

中古車を選ぶ際には、自分の予算と求める装備を照らし合わせながら、最適な年式のモデルを選ぶようにしましょう。

修復歴のあるセレナは要注意

セレナの中古車を検討するときに、修復歴がある車を検討する場合は特に注意が必要です。

修復歴車は、事故などで自動車の骨格部分を損傷して修復をしている車のことで、修復歴のない車とは区別されているほか、流通価格も低くなっています。

外観は問題なく修復がされていても、修復箇所の接合や防錆が不十分で、時間の経過とともに錆や腐食が発生してしまうケースも考えられるため、安易に修復歴車を選ぶことはおすすめできません。

特に電子制御システムを搭載した車は、事故の衝撃で後々に不具合が発生する可能性も考えられます。

このような理由から修復歴車はおすすめできませんが、もし購入を検討する場合は、修復した箇所の詳しい情報をきちんと開示してもらうことと、信頼ができる中古車販売店から購入することを強くおすすめします。

セレナのおすすめ中古車

6代目セレナ C28型 (2022 – )

おすすめ①

現行モデルの6代目セレナは、e-POWERの進化により、より力強い走りと、高いレベルの環境性能を両立しています。

さらには、プロパイロットの機能も大幅に強化されたことに加えて、全グレードで標準装備となったことで高速道路での運転がより安全になりました。

デザインも一新され、よりスポーティな印象となっています。

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5代目セレナ C27型(2016 – 2022)

おすすめ②

5代目セレナは、前モデルからデザインを一新し、よりスタイリッシュな外観となりました。

発電用のエンジンを搭載しモーターで駆動するe-POWERが導入されたことで、燃費性能と静粛性を両立したモデルとなっています。

また、ドライバーの安全をサポートするプロパイロットの機能も加わり、より快適なドライブが可能なモデルとなっています。

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4代目セレナ C26型(2010 – 2016)

おすすめ③
4台目セレナは、2.0Lガソリン直噴エンジン搭載と合わせてアイドリングストップシステムを追加したことで、燃費や環境性能が進化しました。

加えてマイナーチェンジ後の後期モデルでは、新開発のスマートシンプルハイブリッド「S-HYBRID」も追加されていますので、中古車としては手ごろな価格で低燃費のコストパフォーマンスが高いモデルとなっています。

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まとめ

日産のセレナは、長年にわたり日本のファミリーカーとして愛されてきた人気のミニバンです。

広々とした室内空間、多彩なシートアレンジ、そして先進の安全技術など、快適なドライブをサポートする数多くの魅力を持っています。

特に、e-POWERモデルは、静かでスムーズな加速感と、環境性能の高さに定評があります。

また、プロパイロットなどの運転支援システムは、長距離ドライブの疲労を軽減し、安全な運転をサポートします。
グローバルクレストでは、セレナをはじめ、さまざまな中古車をお取り扱いしています。

セレナやそのほかの中古車をご検討の方はお気軽にご相談ください。

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